【小児ムズムズ脚症候群治療日記③】小児アレルギー科・皮膚科・婦人科、病院をはしごする
ドクターショッピング。良くないこととは分かっているけど、病的に寝ない長女を連れて病院をあちこち回っていました。
原因不明不眠に、原因不明の強いかゆみ。
「どこの病院でもいいから診察してー!!」
【治療日記②】の続きです。
今度は皮膚科へ行こう
婦人科での培養検査が出ていない状態で週明けの月曜日、皮膚科を受診しました。
- 3週間前から鼠径部をかゆがる
- 酷い不眠
- じっとすると症状が強くなる
- 小児科、小児アレルギー科、婦人科を受診したけど診断ついていない
- 睡眠誘発の為にアレルギー薬を服用、効果なし
- 軟膏を塗ったが効果なし
- 外陰部の真菌感染症の培養検査結果待ち
という情報を伝えました。
アレルギー科と同様、患部の皮膚の状態を確認してもらいました。やはり、皮膚に炎症・発疹・ただれなどは見受けられませんでした。
蒸れによるかゆみででないか?という仮定を立てて、抗炎症・抗アレルギーの軟膏を処方されました。しかし、この軟膏を塗っても症状の緩和はありませんでした。
疲れて早く寝ることに成功、でも…
この日はとても疲れたようで、夜20:00に寝ました。
ほっとしたのもほんの数時間。眠ってから2時間足らずで目が覚め、大泣き。結局午前3:00に寝ました。もう、すぐ朝に。
朝は眠たがるけど体調悪くなさそうだったので、長女は久々に保育園へ。しかし、給食時に我慢できず泣いてしまい早退しました。
義父がちょうど仕事を休めたので、迎えに行ってもらいました。私も心配して早めに帰って義父母の住んでいる隣の家へ迎えに行くと、義父の腕の中でぐっすり眠る長女。
そのまましばらく夕方まで眠っていました。いつもは浅い睡眠だったけど、久しぶりによく眠りました。
今振り返ると、この日が一番の症状のピークでした。
ということは…
そう、これから良くなっていきます。
義父の腕の中でゆっくり眠った日から、じわじわと、だんだん症状が良くなっていきます。
とりあえずまた皮膚科へ
何をする事が最善かは分からないけど、長女は不眠とかゆみで苦しんでいる。このまま放ってはおけない。
アレルギー科は内服薬がまだ残っているし、婦人科はまだ検査結果が出ていない。
とりあえずまた皮膚科へ行ってみるか。総合病院の中にある皮膚科なので、他に適切な診療科があれば紹介してもらおう。
皮膚科の受診結果は、
「このまま様子を観察して経過を見ていきましょう」
婦人科での検査結果が出ていないので、新しい薬を処方するのは得策ではない、との判断でした。
病名はまだ分からないままだけど、良くなってきた
2度目の皮膚科受診翌日、長女は保育園で1日何とか過ごすことができました。給食の時、お昼寝の時、たまにかゆがるけど、
「おくすり塗ったから大丈夫だよ」
先生の声掛けで我慢できるようになりました。保育園では症状が出た時だけ、軟膏を塗ってもらっていました。
早退して祖父の腕の中ゆっくり眠った日から、症状が緩和したようでした。かゆみを訴える頻度がぐっと減少しました。それでもたまに泣いてかゆがります。
質の高い睡眠を取ること。これが長女のムズムズ脚症候群の症状に対して効果のある治療法だったのです。
婦人科、細菌感染の検査結果は陰性
婦人科での検査結果は、
「真菌感染認められず」
「うちにはもう、来なくていいわよ」
長女のかゆみは婦人科の領域の疾患ではないことが判明しました。
この結果を持ってそのままアレルギー科へ行きます。
アレルギー科、2度目の受診
土曜の午前だったので、すごく混んでいました。このクリニックの良いところは、先生がひとりひとりをじっくり診察してくれること。デメリットは、混んでいるときの待ち時間がすごいこと。
長女の診察も時間を掛けて話を聞き、びっくりするほど丁寧に診察してくれました。
炎症が全くないので、本当はかゆいわけじゃないのでは?
何かしらの不快な状態を3歳児の語彙力で、「かゆい」と表現しているのかもしれない。
この先生の見立てが正しかったことが、後から判明します。本当は「ムズムズ」していたけど、表現する言葉が分からずに「かゆい」と言っていたんです。
でも当時はまだ分からなかったので、アレルギー薬(副作用で眠気が出る薬)を増量しました。2週間分の薬をもらいました。
夜は相変わらず薬の効果で眠くなることはなく、就寝前にかゆみを訴えて寝ません。昼間はほとんどかゆがることなく過ごせるようになりました。
またまた皮膚科に行こう
症状は良くなってきたけどまだ疾患の原因など全く判明していません。婦人科の検査結果が出たので、皮膚科に再度行くことにしました。
真菌陰性の結果を伝え、 また軟膏を処方されました。次は2週間後に診察の予約を取りました。
落ち着いてきたので、経過観察をすることに
この時点で、2つの病院に掛かって経過を見てもらっています。
小児アレルギー科と皮膚科、それぞれの病院に診療内容・薬の種類については逐一伝えながら並行して診察を受けていました。
薬は抗アレルギーの内服薬(アレルギー科処方)、かゆみ止めの軟膏(皮膚科)を使用していました。