【小児ムズムズ脚症候群治療日記①】3歳、症状が出始める
娘のムズムズ脚症候群の発症から、症状の推移や治療について振り返っていきます。
最初は何が起きたのか分からず、ただ泣くのを見守るだけでした。
最初はただのオムツかぶれだと思っていた
長女3歳4ヵ月の時、
「お尻がかゆい」
と頻繁に言うようになります。
当時は保育園の未満児組。オムツが完璧には外れていなかったので、オムツの蒸れだと思っていました。とりあえず家にある軟膏を塗り、オムツ替えの頻度を上げてお尻を清潔に保つように心掛けました。
お尻の皮膚の外観は、ただれ・腫れ・赤みなど全くなく、すぐに良くなるだろうと思っていました。
あれ? オムツかぶれじゃないの?
良くなるどころか、段々悪化していきます。
夜寝る前に
「おしっこの出るところがかゆい」
と訴えるようになります。お尻ではなかったのね。
寝つきが悪くなり、眠るまでに段々と時間が掛かるようになっていきます。
患部にあたる鼠経部を抑える、足をバタバタ動かす。寝ずに夜が更けていきます。
いつもの小児科で軟膏をもらう
掛かりつけの小児科を受診しました。
皮膚の症状を疑い、軟膏を処方されました。ステロイドと抗生物質の化膿止めが入っている軟膏です。
「患部に塗れば、すぐ良くなるでしょう」
毎日寝る前を中心に塗布しました。
一向に良くならず、むしろ悪化していく
発症から半月、小児科でもらった軟膏による薬効は期待外れでした。
初めは夜だけかゆがっていたのに、日中もかゆみが出てしまいます。そして、あっという間に症状が酷くなっていきました。
症状の発症は夜が中心でしたが、日中、保育園に行っている際にもかゆがるようになります。
特にお昼寝前、椅子に座って給食を食べる時にじっとしていられません。車に乗るときも座っていられません。泣いているところを無理やりチャイルドシートに乗せていました。
夜は連日、午前1:00まで眠ることができません。ひどい時は3:00まで起きていることもありました。寝るまでは大泣きです。これが3歳の睡眠かぁ。
遊んでいる時は大丈夫だけど、布団につくと強いかゆみに襲われました。やっと寝たと思っても、突然泣いて目が覚めることが頻繁にありました。
仕事、辞めた方がいいのかな?
かゆさ・不眠はこのまま良くならないのだろうか、悪くなっていくのだろうか。
原因や正体が分からないこそ、先の見通しが立ちませんでした。
当時私は転職したばかり。派遣社員ですが、とある技術職で地方の為に仕事が少なく、職探しに苦労しました。
(この仕事以前から別の職種で働いていたので、長女は保育園自体には慣れっこです。)
せっかく見つけた仕事だけど長女の体調次第では辞めよう、そう思っていました。未満児だし、私が専業になれば保育園行く必要なくなるから。
保育園への送り迎えや早退への対応はずっと私が担当していました。長女の調子が悪くなってからはすぐ隣の家に住んでいる義父・義母が協力してくれるようになりました。
皆働いてるけど、義父母は帰宅が早いことが多いので娘は早く帰ることができるようになりました。
ゆっくり休むことができて、本人も私も気持ちの面で随分楽になりました。