【小児ムズムズ脚症候群治療日記⑥】4ヵ月後の再発、病名の判明
しばらく症状が落ち着いていた長女。もう安心し切っていたのに再発。そして、ようやく病名が分かりました。
【治療日記⑤】の続きです。
かゆみの再発と悪化
年少組への進級を控えた3月下旬。また、長女が夜眠れなくなりました。
「かゆい」
と訴え、鼠蹊部を押さえます。夜中まで寝られませんでした。
症状が落ち着いてから約4ヶ月。あれよあれよと言う間に元通り。かゆみの頻度は増え、かゆみの強さも増え、睡眠時間が減少しました。
長女は毎晩大泣きで、症状の悪化を訴えました。
ムズムズ脚症候群、病名に気づく
母の私は毎晩娘の症状に向き合い、くたくたでした。
そんな中、仕事の休憩時間。ぼーっと考え事をしながら休んでいました。
長女の症状は一体何なのだろう?
ふと以前私の祖母が
「足がムズムズして寝られない」
と言いながらふくらはぎをさすっていたことを思い出しました。
今から思うと、あれはムズムズ脚症候群だったんだろうな。
あれ、もしかして長女もそうなんじゃ…
スマホで検索
【むずむず脚症候群、幼児、脚以外、不眠、かゆみ】
鼠蹊部の症例は見当たらないけど、
『不眠、じっとしていられない』
この症状がよく当てはまる。
長女はかゆいんじゃなくて、ムズムズしているのかも…
原因の1つに「遺伝的要素」と書いてある事が、引っ掛かりました。
あれれ、私も昔からこの症状あるわ!! 軽度で全然気にしていなかったけど、鼠蹊部や腿の辺りがムズムズ・チクチクすることある。
本人に確認すると、かゆいのではなくてムズムズだった
帰宅後長女に聞いてみました。
「眠れないのって、かゆいから??
それとも、ムズムズしているから??」
「ムズムズ!!」
そうかぁ、ムズムズの不快感をずっと感じていたんだ。うまく言葉で表せなかったんだね。
長女は多分ムズムズ脚症候群だと思うと、主人にも伝えました。
「ムズムズ? 何?それ」
ムズムズ脚症候群を知らないようでした。ムズムズ脚症候群についてインターネット上の情報を見せたら、主人も娘の症状に近いと納得してくれました。
娘も私も、遺伝性のムズムズ脚症候群
ムズムズ脚症候群の症状の中には、周期性四肢運動障害(PLMD)があります。ムズムズ脚患者の多くに見られる、睡眠中に足がバタバタ動く現象です。幸い長女は、このPLMDはありません。
しかし、母である私はよく睡眠中にバタバタしているらしいのです。ムズムズ脚症候群についての情報を調べていた過程で主人に指摘されました。それまで私自身、眠っている時に足を頻繁にバタバタさせていたなんて、全く自覚していませんでした。
あぁ、私も長女も遺伝性のムズムズ脚症候群だったんだ。娘は症状がすごく重くて、私は軽症。せめて立場が逆だったら良かったのに。
でもやっと病名が分かったから治療ができる!!薬さえ飲めばきっとすぐ良くなる。
当時は簡単に治るだろうと思っていました。