むずむずから、ぐっすりへ

小児のムズムズ脚症候群(RLS/WED)について、娘の実例

【小児ムズムズ脚症候群治療日記⑤】症状の終息

3歳にして睡眠障害に悩まされた長女でしたが、症状がだんだん良くなります。この時点ではムズムズ脚症候群だと判明していないので、ちゃんとした治療はしていません。でも、良くなりました。

 

【治療日記④】の続きです。

 

mzmz-gussuri.hatenablog.com

 

昼間はお薬がなくても平気

かゆみの症状が出たときに塗る軟膏を、保育園でも塗ってもらっていました。軟膏自体の成分はムズムズ脚症候群に対して何の効果もないけど、「病院にもらった薬を塗る」といった行為が気休めとなっていたようです。

 

症状が日を追うごとに良くなってきて、保育園では症状を訴えなくなりました。

保育園に軟膏を持参しなくても良くなり、いつも通りの日常に近づいてきました。

 

夜の睡眠障害、しばらく手こずる

日中の症状は快方に向かいましたが、入眠時間は23:00や24:00の辺りをウロウロ。

無理に早く寝かせようと寝室へ連れて行くと、鼠蹊部のかゆみを訴えてずっと泣きます。反対に眠くなるまでリビングにいると、夜中まで平気で起きています。

結局寝る時間が変わらないので、リビングで眠くなるのを待ってから遅い時間に眠っていました。

 

夕食後に内服薬を飲み、寝る前に軟膏を塗って、手足のマッサージ、絵本を読んでいました。

 

親が焦って早く寝かせようとすると、それを察してムズムズの症状が出てしまいます。自然に自然に、眠気が出てくるのを待って、本人が自分から布団に入るまでを見守る毎日でした。

 

2週間振りに小児アレルギー科受診

ちょっとずつ、でも確実に、かゆみの症状が 落ち着いてきました。まず日中の症状が落ち着き、夜もだんだん良くなってきました。

 

そんな中、久しぶりのアレルギー科受診。嬉しい診断結果。

「症状の原因は分からないけど、本人に備わっている自己治癒で良くなってきているのでしょう。」

 

 同じ抗アレルギー薬を処方され、様子を見ていくことにしました。

 

もうかゆくない!!

アレルギー科を受診してから、全くかゆがらなくなりました。

夜に全然眠れなかった子が自分から寝室に向かうようになり、22:00頃に眠ります。深夜まで起きていた以前と比べたら、随分早いです。

 

「また突然かゆくなるんじゃないか…」

と、本人は不安がっていました。

寝る前に軟膏を塗って、絵本を読んで、手足のマッサージをして。安心して眠る為のルーティーンがしばらく続きました。

 

結局かゆみはすっかり消え、病院の通院も終わりました。病名も原因も何だったのか判明しなかったけど、治ったから良かった。そう思っていました。

発症から2か月。長女は3歳6か月になっていました。